
1995年6刷 新書判 P147+参考文献P3
“エゾテリスムとはごく限られた人びとにのみ伝授される門外不出の教理の総体をさす。それは仏教、原始キリスト教、ヒンズー教、老荘思想、さらにはユダヤ神秘学、ヘルメス学、錬金術のなかに、暗黙の象徴大系として秘められている。本書は、その一般概念と個々の歴史的形態を述べ、未知の世界を探索する。”(カバー裏紹介文)
目次:
訳者まえがき
序論
【第一部概観】
{一 公教と秘教/二 三つの世界/三 直観、理性、知性/四 伝統/五 象徴主義/六 儀礼、律動、身振り/七 秘儀伝授/八 中心と心臓/九 大密儀と小密儀/一○ 三つの道、カーストと職業/一一 民話/一二 中間的な世界/一三 神秘主義と呪術/一四 行為、愛、美/一五 大いなる平安、心の祈り/一六 場所と状態/一七 特性を帯びた時間、循環期/一八 至高の同一者、永遠の《化身》}
【第二部 歷史的形態】
第一章 東洋
{一 ヒンズー教の伝統/二 仏教/三 中国の老荘思想/四 禅宗/五 ヘブライの伝統/六 イスラムの伝統}
第二章 西洋
{一 キリスト教の秘教/二 ギリシア正教の神秘的静寂派/三 神殿騎士団、愛の信徒団、薔薇十字団/四 ヘルメス学の宇宙論/五 同業組合、フリーメーソン/六 マイスター・エックハルトとニコラウス・クサヌス/七 神智学者たち/八 ロマン派の伝統重視/九 東方ルネサンス}
結論
主要参考文献