
2011年 14.4×22.1 P245 表紙僅クスミ
全245ページのうち特集169ページ。
目次:
【連載】私の昭和史 戦後篇・続(中村稔)
【夢遊する読書3】謎の在処(横尾忠則)
【「即興」の懐胎 最終回】演劇と演奏が、ほとんど同じものだと考えられるかどうかについて(佐々木敦)
【詩】祈り 他一篇(早坂類)
第16回中原中也賞発表(選考委員:荒川洋治、井坂洋子、北川透、佐々木幹郎、佐藤泰正、高橋源一郎)
『生首』(辺見庸)
受賞詩集より {剥がれて/秋宵/ズボズボ/緑青/世界消滅五分前}
特集 パウル・クレー 造形思考のコンステレーション
【der Kuenftige】シンプトムは作品足りうるか 切断の闘争線をめぐって(岡﨑乾二郎、松浦寿夫)
【天使も踏むを恐れるところ】
美術教師パウル・クレー(池内紀)
新シイ天使の暴力と救済 クレーとベンヤミン(大宮勘一郎)
ピーダーマイヤーの幽霊(與謝野文子)
天使が何かするときのように行動せよ(岡田温司)
【例外状態を形づくる】絵画としての死生学 パウル・クレーにとって「カ」とは何か(構成・解題:前田富士男)
【見えるようにする】トナリテ(藤原安紀子)
【危機の時代の芸術家】
〈切断〉と〈再構成〉 パウル・クレーのコラージュ(河本真理)
クレーと印象派(三浦篤)
パウルハウスのパウル・クレー(杉山直樹)
クレーとカンディンスキー 初期バウハウスにおける造形的特質をめぐって(江藤光紀)
ピカソとクレー モノローグの共鳴(孝岡睦子)
【絵画の余剰と豊穣】
始まりの兆し クレーよ来たるべきもの(山口一郎 聞き手:編集部)
びっくりマークからフェルマータへ ある画家の音楽的霊感の軌跡(喜多尾道冬)
京都におけるクレー展/クレーを待ちながら(福永信)
党派なき党派への祈り 「クレーとシュルレアリスム」について(中田健太郎)
クレーにおける「スカラ」(高橋みのり)
【今月の作品】
青野直枝、草野理恵子、横山結樹(選:小池昌代)
【われ発見せり】衣服とアイデンティティと『モンスターハンター』(蘆田裕史)