1974年 四六判 P412 函ヤケ、汚れ、スレ、イタミ 本体ビニールカバー付 表紙少ヤケ 裏遊び紙書入れ研磨消し跡 P14、15、19、20薄く引線 P222下端シミ汚れ P274折れ跡
16、17世紀頃のヨーロッパで、天文学、光学、物理学といった学問上の発見が科学的知見のみならず思想哲学的精神にまで大きな影響を与え、「空間」「時間」「神」といった形而上的なものへの認識に大きな変革をもたらした時代を論じる。
目次:
序文
まえがき
一 天と天界 ―ニコラウス・クザーヌスとマルケス・パリンゲニウス
二 新しい天文学と新しい形而上学 ―ニコラウス・コペルニクス トマス・ディッグズ ジョルダーノ・ブルーノ ウィリアム・ギルバート
三 新しい天文学 対 新しい形而上学 ―ヨハネス・ケブラー、無限を排す
四 かつて見ざりしもの、かつて考えざりしこと 世界空間における新たな星の発見と空間の物質化 ―ガリレイとデカルト
五 無際限の延長か、無限の空間か ―デカルトとヘンリ・モア
六 神と空間、霊体と物質 ―ヘンリ・モア
七 絶対空間と絶対時間、それらと神の関係 ―マールブランシュ ニュートン ベントリ
八 空間の神格化 ―ジョーゼフ・ラフソン
九 神と世界 ―空間、物質、エーテル、霊 ―アイザク・ニュートン
十 絶対空間と絶対時間 神の働きの枠組 ―バークリとニュートン
十一 仕事日の神と安息日の神 ―ニュートンとライプニッツ
十二 むすび ―工匠の神、何もせぬ神
原注
訳者あとがき